2021年11月 Archives

新型コロナの影響により、ネット上ではワクチン関連のフェイクニュースが多くなってきてましたが、コンテンツにも厳格な基準が設けられるようになりました。

特にYMYLジャンルではこの傾向が強く、運営者情報や問い合わせフォームなどはもとより、誰がそのコンテンツを作成したのかについて、詳細な情報が求められるようになってきています。

ただ、運営者情報だけでよいのかでいえば、そういうわけでもありません。

「運営者情報」のほか、「問い合わせフォーム」や「利用規約」、「プライバシーポリシー」、「サイトの目的」、あるいは法人の場合は会社の沿革など、可能な限り充実したコンテンツを作成する必要があります。

加えて、コンテンツ作成者についての詳細な情報も必要です。

そのコンテンツを誰が作成したのかについて、SNSでのプロフィールなどもあれば、公開しておくとよいでしょう。

ここで一つの疑問が出てきますが、運営者情報がSEO対策になるのであれば、医師や士業の方へ監修料として謝礼を払い、名前を借りてサイトを運営すれば、検索でヒットしやすくなるのではないかという点です。

権威性をお金で購入してサイト運営で収入を得る、今後はそんな時代がやってくるのではないかと感じています。

キーワードの検索回数をチェックし、検索回数の多いキーワードでコンテンツを作成するSEO対策がありますが、この方法はその検索キーワードにコンテンツが引っ張られてしまう点で注意が必要です。

本来書くはずだった内容をAとしますと、キーワード検索回数のチェックにより、Bという内容に仕上がってしまい、本来書きたかった内容からズレて不自然な内容に仕上がってしまう弊害があります。

また、他の人も同じ方法をとることにより、検索結果では同じようなタイトルが並んでしまうことになり、オリジナリティーが消失してしまう弊害があります。

特に、ライターに記事を依頼して作成する場合はこのようなパターンが多く、最近のインターネットの風潮にぼくは危機感をいだいております。

全員が全員、検索回数の多い既存のキーワードを元にコンテンツを作成した場合、新しいキーワードもコンテンツも世の中には生まれて来ません。結果として、ネット上には似たようなコンテンツばかりが生まれてしまい、多様性が失われ、社会の進歩が停滞してしまうことになります。

ウェブマスターたるもの、常にコンテンツのフロンティア・スピリットを持ち続け、新しいキーワードを開拓する必要があります。

しかしながら、現実問題でいいますと、このような方法はアクセスアップには全くつながりません。それもそのはず、誰も知らない新しいキーワードは誰も検索することがなく、アクセスの流入につながらないからです。

悲しいかな、誰にも検索されないコンテンツというのは、この世に存在しないも同じなのです。

以上のような理由にて、フロンティア・スピリットを持つべきだとは思いますが、機械的に検索回数の多いキーワードに寄せてコンテンツの作成を行った方が、アクセスアップの面では有利といえるでしょう。

WEBデザインやWEBフォントなど、サイトの見た目に関する部分に注力してもそれほど効果はありません。また、WordPressやHTMLサイトなど、CMSによる違いもそれほど関係ありません。

MFIにより、モバイルサイトに最適化しておくのは当然ではありますが、最低限の最適化さえできていれば、SEO効果への影響はあまり大きくはないと考えています。加えて、コアウェブバイタルやAMPなども話題になってはいますが、AMPなどに対応してもSEO対策上、特に大きな影響はないはずです。

それよりも、やはりコンテンツの質と被リンク数がSEO対策への影響が大きい要素であるといえます。

特に、被リンクについてですが、検索結果で実際に表示されているサイトであり、リアルなアクセスがあり、被リンク数やドメインの運営年数が長いサイトからのリンクを受けることが検索順位上昇への貢献度が高いです。

アクセスのないサイトについては、存在しないも同じであるため、そのようなサイトからの被リンクはそれほど効果があるものではありません。

以前までは、単純に被リンク数が多いとか、ページボリュームが多いとか、あるいは更新頻度が高いなど、それらの要素が重要でした。

けれども、現在は検索結果での露出度が高いか、もしくは実際にアクセス数が発生しているのかを重要な要素として考えるべきかと思います。