2014年1月 Archives

ウェブサイトの収益力をワンランク上に高めるには、検索機能を利用して他社との差をつけるのが効果的です。これにはプログラムの知識が必要になりますが、より精度の高いシステムを構築したサイトが一歩先を行くことになるでしょう。

例えば、求人サイトなどで膨大な求人情報を登録し、そこから様々な条件を指定して検索できる仕組みにするとユーザーの満足度が高まります。

実際、これを利用した企業もちらほらを見受けられますが、大きな収益を獲得して上場しているケースも多いようです。

この点、単にHTMLとCSSのみで構築するウェブサイトよりも、何らかのプログラムの知識を身に付けてサイトを構築した方が強みがあるということがいえます。

グーグルなどの検索エンジンはまた別になりますが、大きくいえば、コンテンツがなくても、プログラムのみのサイトでも膨大な収益を生み出すことが可能となります。

一方、単にコンテンツのみのサイトの場合、簡単にコピーされてしまう可能性があるため、永続的な収益には結びつかず、せいぜい数千万円どまりの収益が限界といえるかもしれません。その壁を打ち破るには、プログラムを組めることが重要な要素ともいえるわけです。

僕のサイトもようやくHTML5になったのですが、色々と新しいタグが追加されていて興味深いものがあります。

特に<article>のタグですが、これはSEO対策上の理由から出てきたものという気がしてなりません。

ふた昔ぐらい前、「キーワード密度が何パーセントあるか?」という点がSEO対策上は有効とされていた時代がありました。また、関連キーワードもちりばめておくと検索エンジン対策に有効であるともされていたわけです。

当時はヤフーのYSTがまだ健在で、日本ではGoogle検索とシェアを2分していた時代でしたが、どちらかというとキーワード密度対策はYSTに有効であったと記憶しております。また、密度の位置についても、HTMLソースの上部とか、あるいはh2タグの直下が有効といわれており、実際に効果があったと記憶しています。

その際、僕が頭を悩ませていたのは、サイト全体のキーワード密度でカウントしてもよいものか?という点です。

特定のキーワード密度がページ全体で3%あったとしても、コンテンツ部分で1%なら薄めのキーワード密度になってしまうため、これは調整するべきだはないかという考えがありました。

一方で、コンテンツ部分の密度を上げる場合、ナビゲーション部分のキーワード密度を下げなければ、ページ全体のキーワード密度が高くなってしまいます。当時のデッドラインはページ全体で8~9%程度でしたので、その上限を超えないように、コンテンツ部分の密度を調整していく作り方が主流であったものと思います。

そのため、検索エンジン側に「コンテンツ部分」と「その他の部分」を明確に区別して把握してもらわないといけなかったわけですが、果たして本当に区別できているのだろうか?という疑問が常にありました。

もし区別できているとしたら、どうやって区別しているのだろう?という疑問を抱えつつ、SEO対策に取り組んでいたものと思います。

けれども、最近のHTML5で<article>や<nav>のようなタグが追加されたことから考えると、もしかするといまいち区別できていなかったからこそ、このようなタグが出来たのではないかと僕は考えています。

ある意味、10年超しの疑問がようやく解決されたわけですが、このような新しいタグが出てきたのは非常にしっくりくるといいますか、うまい方法を考えるものだなとW3Cには感心してしまいます。

その後、中古ドメインが猛威をふるった時期もあり、今ではキーワード密度のランキング付けにおける重要度はかなり下がっているものと思いますが、<article>内密度については調整しておくべきではないかと考えています。

なぜ、HTML5で<article>や<nav>のようなセマンチックなタグが出てきたのかを考えれば、それはコンテンツ部分を把握したいからであり、重要な部分とその他の部分を区別したいからだと思われますが、重要な部分については気持ち強めのキーワード密度で攻めてみるのがよいと思います。

ビックキーワードでは無理でも、弱めのキーワードなら上位表示も可能かと思われます。

先日の経済財政諮問会議で会社員の副業を促進する改革案を提案したようですが、今後は副業OKの会社が一般的になってくるかもしれません。サラリーマンの平均年収がここ20年で50万円程度減少しており、働き盛りの年齢層では約200万円も減少しているといわれていますが、副業を促進することで収入を多くするという考えのようです。

ただ、実際にはサービス残業の多い会社が多いですし、アルバイトなどの副業を掛け持ちするとなった場合、精神的な負担がかかるため、あまり現実的ではないのかもしれません。副業の負担で本職がおろそかになり、出世に響いて年収が下がったりすると本末転倒です。

そうなると、ネットで稼ごうという人も出てくるかと思いますが、いわゆるアフィリエイトによる副収入を得ようと考える方も出てくるかもしれません。

けれども、アフィリエイトの副業は片手間でできるものなのでしょうか?

あくまで主観ですが、私は片手間でネットで稼ぐというのはかなり難しいものと思います。

といいますのも、アルバイトのように自分の時間や労働力を切り売りして稼ぐものではなく、広告サービスを売る事業になるわけですので、これはビジネスそのものだからです。「何十時間もかけて頑張ったのに、稼げたのは数千円…。」というケースは多々あり、稼ぐにはセンスや努力、精神力に加え、ウェブ作成のスキルなども必要とされます。

一からビジネスを組み立てる必要があり、それには自分の頭で考える必要があるのです。アルバイトの場合、言われたことだけやっていればいいので頭を使う必要はありませんが、アフィリエイトの場合は誰も稼いでいない分野でコツコツと取り組んでいく必要があります。

会社員の方でアフィリエイトによる副業を考えている場合、やればやるだけ稼げるというものではないので、その時間をアルバイトで稼いだ方が収入にはなると思います。今まで月給や時給で雇用されてきた働き方しかしていない場合、頭を切り替えてビジネスとして取り組まないと、多くの時間をかけても1円も稼げない結果になってしまう可能性があるので注意が必要です。

企業が広告を配信する理由は商品なりサービスなりを消費者に購入して欲しいからですが、最近はスマートフォンやタブレット端末を利用する人が爆発的に増えてきております。

その分、モバイル広告を配信する企業も増えてきておりますが、必ずしも売上に直結するというわけではありません。というのも、スマホやタブレット端末でネットショッピングをする人はまだまだ多くはないためです。

大部分の人は、未だPC経由で商品を購入している実態があります。携帯ゲームや音楽などの1部のカテゴリーを除いて、大部分のカテゴリーではパソコン経由で購入する人が多い傾向にあります。

「なぜ、スマホ経由で商品を購入しないのか?」については、得られる情報が限られている点にあります。


例えば、ノートブックをネット上で買うとしましょう。

その場合、人気の機種を探り、購入する商品の候補をいくつか調べます。次に、それぞれの商品について、ネット上で画像などを検索し、実際の使用感やレビューなどのブログをチェックするかと思います。

また、気に入った商品が出てくれば、型番などで検索をかけ、最安で購入できるショップをネット上で比較するかもしれません。さらに、送料やそのショップのレビューなども調べるかと思います。

このプロセスを得るためには何度も検索をかける必要がありますし、詳細まで比較できる大きな画像が必要になります。多数のショップを比較してチェックする必要がありますが、これをスマホでやるとなると、回線の反応速度やキー入力の制限を考えると膨大な時間がかかるはずです。

その分、詳細まで比較・検討することをせずに、たまたま売っていたショップで購入してしまうはずです。結果として、あっちで買った方が数万円も安かった…などといった結果になってしまうことでしょう。

なので、ネットのリテラシーがある程度あれば、大多数の人はPC上からショッピングをするはずなのです。スマホから購入する人は、携帯しかネットに繋がる環境を持っていない人か、もしくはパソコンにあまり詳しくない女性ユーザーかと思われます。

また、セキュリティー的にいっても、スマホはクレジットカード情報を入力する際の確認がしずらい面があります。PC上から購入する場合なら、httpsなどの暗号化されたページかどうかは、ブラウザで容易に確認することができますが、携帯やスマホ端末においては、例えフルブラウザであったとしてもそれができないです。


その点、楽天やアマゾンなどの既にユーザー登録やクレジットカード情報の登録が済んでいるサイトでないと、なかなか購入には踏み切れないのです。

スマホやタブレット端末のユーザーが激増しても、それがそのままモバイル広告の激増にまではつながりにくい傾向があり、今後もそれが改善されていく見込みは薄いといってもよいかもしれません。
何等かの理由で複数のサイトを運営している場合、定期的に更新するためには管理術的なスキルが必要になってきます。

このサイト管理術は時間管理術とかぶる面もありますが、適切な更新頻度をキープすることにより、検索エンジンに対する評価も高くなる傾向があります。

最初の三か月は毎日更新していたものの、4ヶ月目以降から更新しなくなり、その後は放置状態になったとすれば、次第にアクセス数は減少していくはずです。同じように90記事分を更新するならば、3か月で更新するよりも、月3ページを30か月をかけて定期的に更新した方が検索エンジンでは受けがよいわけです。

また、更新頻度という利点のほかに、毎日1記事を更新するよりも、10日ぐらいの時間をかけて1記事を更新した方が、より多くの時間をかける分、記事のクオリティーは高くなります。
さらに、1か月に1記事のみ、あるいは3か月に1記事のみということであれば、よりいっそう個々のページの内容も濃くなり、サイトの品質が高くなることでしょう。

ただ、頭のなかに膨大な知識や書きたいことがあふれ出している人にとってみれば、毎日更新しても品質は落ちないはずです。
この場合はもちろん、毎日更新した方が検索エンジンではヒットしやすくなりますが、たいていの場合は更新頻度を高めれば高めるほど、クオリティーは落ちていく傾向にあります。

ですので、更新することを目的にして、毎日ノルマのような形でサイトを更新するのならば、書きたいことが出てくるまで更新しない方がよいといえるのです。

いずれにしましても、内容が濃く、品質の高い記事を作成することを念頭におけば、更新頻度が1か月に1回でも2か月に1回でも全然問題ありません。
この場合、1年に12記事程度しか作成できないことになりますが、そのようなサイトの方が検索エンジンに対する評価も高いといえるのです。

サイトに使用する画像の最適な解像度についてですが、一般的にはデジカメの性能をフル活用してデフォルトの1,000万画素とか2,000万画素などの高解像度で撮影されると思います。

けれども、この画像をパソコンに取り込み、そのままサイトで使おうとしても横3,000pxとか4,000pxなどの大きなサイズになってしまうため、そのままでは使用できません。なので、サイズを縮小して使用するのが一般的です。

私の場合、いちいち縮小するのが面倒くさかったため、デジカメ側で設定を変更し、撮影をする段階で画素数を落としていたのですが、これでは画質が悪くなるようなので、一般的にはデジカメが持っている最高の画素数で撮影した上でパソコン上で縮小するのがよいとされています。

実際、つい先日のことですが、いつものデジカメが電池切れになっていたので、数年前に購入したきりまったく使ってなかったデジカメのデフォルトの高画素数で撮影してみたのですが、最終的には同じサイズになるとしても、撮影する段階での画素数でやはり画質に違いがありました。

ただ、人間の目で識別可能なのはせいぜい200~350dpi程度といわれていますので、見た目ではそれほど大きな違いがあるというわけではありませんが、それでも若干の違いはあります。

この理由については詳しくわかりませんので、あくまで主観にはなりますが、おそらく、jpgの非可逆性が関係しているものと思われます。

jpg画像の場合、縮小する際は情報をそぎ落としてサイズを縮小しますので、画質が劣化してしまいます。拡大する際にはぼやけはしますが、情報をそぎ落とすことはないので劣化はしません。なので、jpg画像を拡大してから元のサイズに縮小しても大した違いはありませんが、縮小したのちに元のサイズに拡大すると画質が劣化してしまうのです。

なので、縮小する前の段階での情報量の多い方が、劣化は最小限に抑えられるものと思われます。

そういった意味で、デジカメで写真を撮影する際は、多少はメモリーカードの容量を消費するとしても、本来持っている最高の性能をフル活用にした状態で撮影するのがよいと思います。最高の画素数で撮影した画像を、パソコン上でサイズ縮小してサイトにアップロードするのが最適といえるでしょう。

当サイトは2011年から運営しているのですが、かれこれ5年間ほどブログを更新しています。約68ページ程度のサイトですが、先日、アクセス解析を閲覧してみたところ、月間200人ほどのアクセス数があるようです。

そこで検索でヒットしているページを確認してみたのですが、「あ~なるほどー。」という結果になりました。自分でもこれは確かに検索でヒットしてもおかしくないという、他サイトにはないコンテンツ内容のページだったのですが、検索エンジンが好むコンテンツはやはり「オリジナルコンテンツ」なのかもしれません。

なので、検索エンジンはこういうのが好きそうだなというコンテンツをサイト上で提供すればよいわけですが、それは同時にサイト訪問者が好むコンテンツでもあります。そういった意味で、被リンク数やIPアドレス、あるいはドメイン年齢などといった要素は、SEO対策をする上ですでに時代遅れとなってきた感があります。

逆に言えば、オリジナルコンテンツの精度が高ければ、たとえ被リンク数は少なくても検索エンジン側で拾ってきてくれるともいえます。もしこの仮説が正しいとすれば、労力をかけるべき箇所は被リンクではなく、コンテンツ内容ということになります。

一方で、1位~5位ぐらいまでで上位に表示されているコンテンツをパクってきて、それらの良い箇所だけをまとめれば、一番コンテンツが充実しているサイトになりますので、後だしジャンケンの人が上位に表示されてしまうことになってしまいます。

そういった意味で、ぼくは被リンクやドメイン年齢などといった要素も大切だと考えてますが、最近はコンテンツの方により重い比重を置くようになってきたように感じております。