以前まではブラウザに標準装備されていたRSS/Atomフィードの購読ボタンですが、最近は見かけることがほとんどなくなりました。
RSS/Atomフィードは最新記事の更新を通知してくれる便利な機能ですが、最新情報の収集はSNSに流れたため、昔と比べるとRSS/Atomユーザーは大幅に減少しています。ただ、ウェブサイトへ設定していて無意味になったのかというと、そうでもなく、2026年現在でも設定しておくメリットがあります。
Googleなどの検索エンジンでも、最新情報を収集するのにRSS/Atomも使用しているとのことで、Search ConsoleのサイトマップにもRSS/Atomフィードを登録することができます。
サイトマップでメインとなるsitemap.xmlについては、すべてのURLが記載されることが多く、数千ページの大規模サイトの場合は膨大な数になってしまうため、クローラーがチェックするには時間がかかります。それに対し、RSS/Atomは最新の10~20記事だけが表示されるため効率がよく、こちらも利用しているとのことです。
一方で、Ping送信については既に時代遅れとなっている感があります。
Ping送信は、最新記事を更新したことをウェブサイト側から通知する仕組みですが、検索エンジン側からすれば、世界中の数十億のサイトが一方的に好き勝手なタイミングでPing送信をしてくると、いちいち対応していられないという事情があります。
クローラーが忙しい時に、好き勝手なタイミングで次々にPing送信されてもいちいちチェックしてられません。Ping送信の大洪水のような状態になってしまうわけですが、大した最新情報ではない場合でもPing送信されることも多いため、あまり効率的ではありません。
その点、RSS/Atomフィードなら、検索エンジン側のタイミングでチェックできるため、クローラーのリソ-スを効率的、計画的に使いウェブサイトを巡回することができます。
そのため、Ping送信をPush型とすれば、RSS/AtomはPull型の通知方法ともいえます。
そのような事情があり、現在ではPing送信は廃れたものの、RSS/Atomフィードは未だに健在で設定しておくメリットは十分にあります。むしろ、SNSの薄いコンテンツに飽きたユーザーは、コアなブログをRSS/Atomフィードでチェックしているケースもあるようです。
そのため、ウェブサイト側でもRSS/Atomフィードの設定は削除せず、出力には対応しておくことをおすすめします。
ちなみに、RSD(Really Simple Discovery)については、2005年頃に利用されていた外部の投稿アプリと通信するためのものですが、現在ではブラウザでの更新が主流でほぼ利用されていません。こちらは設定していても意味はないかと思います。