スマートフォン端末によるサイト閲覧状況の変化

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2012年において、携帯電話の契約数におけるスマホの割合は約37%程度に留まってますが、今後、急速にスマートフォンが普及すると見込まれており、2017年には80%以上に達するとゆあれてます。

「スマホ=小型パソコン」ともいわれており、インターネットのライトユーザーは、今後はデスクトップタイプのPCからスマホへと移行していくとの予測がなされています。

これに伴い、サイトの閲覧状況も今後は大幅に変化していくものと考えられており、ちょっとしたサイトの閲覧程度でしたら、パソコンを立ち上げてブラウザで閲覧するよりもスマホを利用するケースが多くなることでしょう。

このようなインターネットの閲覧環境における最近の急激な変化に、サイト運営者はどう対応していくべきでしょうか?

そのあたりについて、今回はサイト運営に詳しいT氏にお話を伺ってきました。


――Tさん、こんにちは。本日はお忙しいところ有難うございます。さっそくですが、最近のスマートフォンの急速な普及における、インターネットへの影響について、Tさんはどのような考えをお持ちですか?


T氏:そうっすね、やっぱスマホって以前までのガラケーと比較すると、格段にネットがしやすいと思うんですよ。ぶっちゃけ、ボクもちょっとしたことならスマホで済ますことが多くなってきましたね。この変化はここ1年ぐらいだと思うんですけど、やっぱ、寝る前にベットでネットするときなんかは、パソコンを起動するよりもはやいですし。

だって、ベットで横になってるのに、わざわざデスクまでいって椅子にすわるとかメンドイじゃないですか。 今後はそういったちいさな用事はスマホで済ますっていう人が多くなるんじゃないですかね。


――確かに、スマホは使ってみると意外に便利なので、自然とそういった流れになっていくのかもしれませんね。では、そのような環境の変化にサイト運営者が心がけておくべき点は何でしょうか。


T氏:ぶっちゃけ、ユーザビリティーに尽きると思うんですよ。やっぱ、電気メーカーは最近はPC作るよりスマホ作った方が儲かるって面もあると思うんで、せっせと最新機種なんかを作ってると思うんですけど、機種だけいいのを作ってもコンテンツがそのままだと限界があると思うんです。

例えば、アップルにしろ、ソニーにしろ、サムソンにしろ、どんどん最新スマホを投入していきますけど、こっちの機種では正常に表示されてるのに、こっちの機種では崩れてしまうという、そういう状況になっては困りますね。

かつてIEバグというのがありましたが、そういう事態になるのは避けるべきじゃないかと。その辺りのメーカーとサイト運営者の歩み寄りみたいなものが今後は必要になってくるのではないでしょうか。ただ、サイト運営者側としてはやることは、当面はシェア別に最適化していくのが最善なんじゃないですかね。

CSSなんかでちょちょいとやるだけでも、けっこう見やすくなるものだと思いますよ。

後編につづく…(未定)