LCPでもウェブフォントを諦めないで

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コアウェブバイタルがSEOランキング要因になりますが、ウェブバイタルズのひとつである「LCP」の関連で、サイトの表示速度をいかに高速化するかに関心が集まっています。

このサイトの高速化には、レンタルサーバーのスペックや広告関連のスクリプト、あるいは画像サイズなどが関係してきますが、リソースのダウンロードサイズをいかに削減するかが重要なポイントとなります。

・広告関連のスクリプト
・サードパーティーのスクリプト
・画像
・ウェブフォント
・HTMLやCSSのファイル容量(※ミニファイ化)

このなかで、ウェブフォントはなしで済まそうと思えば、無しでも特に問題はありません。デフォルトのメイリオなどのフォントでも機能しますし、むしろ使用していないサイトも多いかと思います。

もしくは、MacとWindowsで標準インストールされている游ゴシックを使用する選択肢もあります。

逆に、使おうとすれば、おおむね500KB~1,000KB程度のダウンロードサイズを消費する形になってしまいます。

個人的には、サイドのダウンロードサイズは多くても2,000KBまで、できれば、1,000KB以内に抑えないと表示が重くなると感じています。

これが、ウェブフォントを使用すると、これだけで1,000KBを超えてくるケースも多いです。画像やHTMLファイル、各種の広告スクリプトも含めるとおおむね2,000KBは超えてくるものと思います。

ここまで大きくなると、LCPの関係上、ウェブフォントの使用を断念せざるを得なくなるかもしれません。

ただ、当サイト運営者はウェブフォントを個別サブセット化することでLCPに対応することにしました。サブセット化した場合、ウェブフォントのサイズが200KB程度に収まるため、少し大きめの画像1枚分程度で済むことになります。

これだと、Adsenseで自動広告などを使用していたとしても、おおむねサイト全体で800KB以内、おおくても1000KB程度に収めることができます。

LCPの関連でウェブフォントがネックになっている方は、サブセット化も検討されてみるとよいでしょう。