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URL正規化に使用されるlink rel="canonical"ですが、これを設定しても反応が悪いと感じるケースがいくつかありました。正規化の効き目が悪いと感じることがあったのですが、よく見てみると相対リンクで指定していたため、これが原因だったのではないかと感じております。

グーグルヘルプにも「相対パスではなく絶対パスを使用します。」との記述がありますので、rel="canonical"で正規化する際には絶対リンクにするべきです。

これの理由についてですが、相対パスの場合、「wwwあり・なし」に加え、最近では常時SSL化が必須の要素とされていますので、「httpsとhttp」の2つのバージョンもあるかと思います。合計で4つのバージョンが考えられますので、相対リンクの場合はどれが正しいURLなのかの判断がつきづらいのではないかと感じています。

一義的に決まる絶対リンクで設定しておいた方が検索エンジンフレンドリーですし、検索エンジンフレンドリーであるということは、すなわちSEO対策であるともいえるわけです。

これはおそらく、携帯ページを指定する際のmedia="handheld"のようなタグでも同様のことがいえるのではないでしょうか?

URLを指定するような場合には一義的に決まる絶対リンクで指定することをおすすめします。

ちなみに、この"canonical"の読み方についてですが、「カノニカル」というのだそうです。ずっとカノニアルと呼んでいたのですが、正しくは「カノニカル」だったようですね。

先日、初めて気がついたのですが、空白スペースの取り扱いがブラウザによって違うようです。

テーブルタグで表を作成しており、thの横幅を均等に割り当てたいため、文字数を統一するために空白スペースを挿入していたのですが、これをやってしまうと崩れてしまうのです。

例えば、thに「にんじん」「なし」「卵」などと記述する際、最大の文字幅が4文字ですので、半角や全角の空白を入れて「にんじん」「 なし 」「  卵  」などとして全て4文字にして揃えようとしたわけです。

最近はスマホへも対応する必要が出てきましたので、paddingやwidthはできるだけ指定せず、フォントサイズと文字数を調整することでシンプルに対応しようと考えたのです。

けれども、ie、firefox、chromeでそれぞれ表示が違ってきます。

特に、ieの場合、後ろに入れた空白が無視されてしまうようで空白が反映されません。実際参照の空白スペースには、半角「 」はあるものの、全角に該当するものがないため、半角をふたつ入力したりしても効かないようなのです。

なぜ、このような仕様になってしまうのか?

空白を入れたのだから、入れた状態で表示するのが筋ではないかと思うのですが、たぶん、文字を入力した後、間違ってスペースキーを入力してしまうケースもあるから、後ろのスペースをカウントするのは1個だけにしようという趣旨ではないかと思います。

それで解決策を探していたのですが、対応方法はなかったです。

結局、空白スペースで横幅を調整するのはあきらめ、paddingのみで対応することにしました。このpaddingについても、フォントスタイルを揃えておかないと表示が崩れてしまうので注意が必要です。

デフォルトではchromeはメイリオですが、ieなんかはゴシック何とかだと思うので、プロポーショナルフォントと等幅フォントの違いにより、paddingで調整しても表が崩れてしまうようです。

インターネットにHTML5が登場して久しいですが、以前までのxhtmlと比較して大きな違いはセマンティックなウェブ作成により近づいた点にあるかと思います。

<header>や<footer>などの新しいタグの出現により、要素に意味付けがされることになりました。

おそらく、以前までの<div id="header">などの記述方法では、これがヘッダーにあたるのか、コンテンツにあたるのかは、おそらくは検索エンジン側では判断できなかったのではないかと感じています。

<div id="">の属性にheaderと入れても、それ自体には意味がなく、単なる<div>を指定する属性としての記号にすぎなかったわけです。

ただし、あくまでも「おそらく」ということですので、検索エンジン側では<div id="header">をヘッダー部分とみなすアルゴリズムがあったのかもしれませんが、このあたりは検索エンジン側でしかわかりません。

けれども、HTML5から<header>や<footer>、あるいは<nav>や<article>などの<div>ではない新しいタグが登場したことにより、意味に違いを明確に伝えることが可能になっています。つまり、今までのように<div>のidにheaderを入れただけでは、しょせんは<div>にすぎなかったということです。

ただし、最大のセマンティックはコンテンツにあるわけですので、htmlがセマンテックになったとしても、それは形式的なものにすぎませんが、一方で形式的であるからこそ、明確に意味を伝えられることが可能になったのだろうと思われます。

htmlソースの先頭部分で<div id="header">とあった場合、これはおそらくはヘッダー部分であろうという予測はついていたとは思いますが、<header>要素の登場により、この「おそらく」という不確かな部分がなくなった利点があると思われます。

いずれにしても、セマンティックなサイト運営者からみれば、便利なタグが登場してきたことでウェブ作成の幅が広がったものと思われます。

ウェブデザインに関することになりますが、バナーを作成する際、あえて素人感を丸出しにした方がリアルな感じが出てクリック率が高くなるケースがあります。

プロっぽいバナーの場合、業者が作成していることがバレバレですので、そこには外注化という費用が発生していることになります。

費用が発生しているということは、当然、何らかの利益があるからこそ費用をかけているわけです。となると、そこで公開されている情報はお金をもらっているからよく書かれているのではないか、あるいは何らかのバイアスがかかっているのではないか、正確な生の情報ではなく、ステルスマーケティングなのではないかという疑問が頭をかすめてしまうわけです。

一方、いかにも素人感丸出しで手作り感のあるバナーの場合、いい感じのリアル感が出てきて、意外とクリック率が高くなるケースがあるのです。このような理由で、販売業者はお金をかければかけるほど成約率が低くなってしまうという、不思議な現象を目の当たりにすることになります。

ただ、素人感丸出しといっても、独特のリアルな感じがでていれば特に問題ないのですが、かなりむごい場合は情報の信頼性にも悪影響が出てきますので、この辺のさじ加減が重要になります。

不快感を与えてしまうほどむごすぎず、かといって、無味乾燥で味気なくなってしまうほどプロすぎずのさじ加減をうまく調整して、リアルっぽい感じのバナーを作成すると成約率も向上していくことでしょう。

検索エンジンペナルティーを受けてしまった場合、一時的には収益が落ち込むことにはなりますが、ピンチをチャンスにかえるきっかけとなる可能性も秘められています。

手動ペナルティーというのは、「SEOスキルで上位表示させるのではなく、コンテンツの精度によって上位表示させなさい」という、天からの啓示でもありますので、その声に耳を傾ける必要があります。

なので、まずはコンテンツを充実させることが急務です。

被リンクの削除なども大切ではありますが、ぼくはコンテンツを充実させることにまずは主眼を置くべきだと考えております。コンテンツ内容の見直しに加え、低品質なリンクを削除していく、この作業を同時に進めていくべきでしょう。

「低品質なリンク」よりも、「低品質なコンテンツ」を削除することの方がより重要度が高いものとぼくは考えております。結果として、コンテンツを充実させる方向にシフトするのだとすれば、上位表示も実現していく可能性が高くなりますので、後から考えれば、手動ペナルティーが収益向上の大きな起点になるかもしれないのです。

サイトの再起は「被リンク」に対する考え方や執着を捨てることができるかどうか、この点にかかっているといえるでしょう。